イージーパンツと特徴

大人のメンズファッションとして注目をされているアイテムの一つがイージーパンツです。
イージーパンツは名前の通りリラックス感のあるゆるめに作られたパンツのことで、カジュアルウエアとしても広く使われてきました。

イージーパンツに近いものとしてスウェットパンツがありますが、こちらもだいたい構造は同じでウエスト部分がゴムもしくは紐で調節できるようになっていて、体を締め付けることなく緩やかに着ることができます。

違いとしてはスウェットパンツが伸縮性の高いスゥエット地を使っているのに対し、イージーパンツではコットンなど柔らかめの布を使っていることで、裾部分は絞られておらずストンと落ちる形状をしています。
中にはデニム地を使ったイージーパンツもありますが、その場合も通常のジーンズのように重くて分厚い布は使用せず薄めの軽い生地が使用されているのが特徴となっています。

数年前までは体にピッタリとフィットするスキニー系のパンツが流行していましたが、イージーパンツはその全く正反対の考えで作られたものであり、ウエストや足を締め付けないことで夏場の定番ファッションとして使用されるようになっています。

ここ近年の傾向としてイージーパンツでもストレートではなく腰まわりがゆったりとして足先に向かうにつれてテーパードしていく形状のものが流行をしています。
タックを入れてお尻の部分がふっくらとしているものも大人の着こなしとして多く使われており大人のカジュアルウエアの着こなしにも使用されているのを見かけます。

ルーズになりすぎない着こなし方のポイント

着やすく便利なイージーパンツですが、一歩間違うと途端に野暮ったく「おじさんくさい」印象になるので注意が必要です。
イージーパンツを着こなすときに大切なのが「ルーズになりすぎないようにする」ということで、ラフな中にも清潔感を意識したコーディネートにしていくことが求められます。

イージーパンツを選ぶときには色や形だけでなく素材にもこだわることができます。
定番のコットン素材の他、デニム素材、裏起毛素材、ナイロン素材などがありますが、見た感じの印象はかなり異なります。

まずカジュアルウエアとして使用するのであれば、扱いやすい綿麻（コットン＆リネン）タイプのものがおすすめです。
コーディネートではシルエットを意識してバランスをとるようにします。

ゆるめのイージーパンツですが意外にジャケットやシャツ、コートといったアイテムと相性がよく適度にヌケ感のあるスタイルにしていくことができます。

今どきのスタイルとしてはアンクル丈がおすすめで、くるぶしを見えるくらいの長さで太めに着こなすことでゆったりとしたシルエットをきれいに仕上げることができます。