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頭皮環境を整えるといわれている湯シャン

湯シャンのメリット・デメリットについて

湯シャンは、シャンプーを使わないで洗髪をすることです。
髪を洗う時にはお湯かぬるま湯を使うので、湯+シャンプーで「湯シャン」と言います。

湯シャンのメリットは、シャンプーを使わないことによって肌にうるおいを残せることです。
肌が弱い人などはシャンプーが原因で頭皮にかゆみやフケが出てしまうことがありますが、湯シャンであればそうしたトラブルも防ぐことができます。
また、洗浄力が強いシャンプーを使うと頭皮の皮脂汚れが落とされてサッパリした気持ちになりますが、そのようなシャンプーを使い続けると頭皮が乾燥してしまうため、余計に皮脂が出てくるようになってしまいます。
湯シャンは洗髪後にも適度な皮脂が残っているため、シャンプーを使うことで起こる皮脂分泌の出過ぎを防ぐ効果もあります。

逆に湯シャンのデメリットとなるのは、洗髪後にも多少のベタつきが残ってしまうことです。
シャンプーと比べてサッパリ感も少なくなりますし、臭いも多少残ってしまうこともあります。
また、整髪料を完全にきれいにすることは難しいため、スタイリング剤を使う方には不向きな洗髪方法であることもデメリットです。

湯シャンのやり方

初めて湯シャンをする人は、まずはシャンプーで髪を洗う頻度を落とすことからスタートします。
いきなりシャンプーをやめて湯シャンに切り替えると、頭皮の皮脂分泌量がおかしくなってしまうため、頭皮トラブルが出てしまうことがあるからです。
最初の週は1日か2日だけシャンプーを使わないようにして、慣れてきたら頻度を少しずつ上げていくと良いでしょう。

実際に湯シャンをする時の手順としては、まずシャンプーを使うよりも湯シャンは洗浄力が劣るので、洗髪前にブラッシングしてなるべく汚れを落とすようにしましょう。
使うお湯の温度は38〜40度ほどのぬるま湯が良く、洗髪では爪を立てずに指でマッサージするように行います。
湯シャンした後は、ドライヤーなどでなるべく早く髪を乾かすようにしましょう。

湯シャンする際の注意点

湯シャンをする時の注意点は、いきなりシャンプーを止めて湯シャンにしないことに加え、もしも合わなかった場合には無理に続けないようにすることもあります。
特に皮脂分泌の多い人は、洗髪してもサッパリしない、皮脂分泌が減っているように感じないことがあるかもしれません。
そのような場合、無理に続ける必要はないでしょう。

ただし、効果が無いといってすぐに止めてしまうことにも注意が必要です。
頭皮の状態は徐々に変化していくため、湯シャンの効果はある程度の時間が経過してからでないとわからないことが多いことも注意しておきましょう。