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憧れのハーレーダビッドソンに乗るには

最近では普通に見かけるハーレー

いつかはハーレーダビッドソンに乗りたいと思い馳せている人もいると思いますが、最近では学生くらいの若い人や華奢な女性もハーレーに乗っていて、おじさんのオモチャではなくなってきているように感じます。
昔のようなハーレーのブランド力はなくなってきていますが、誰でも乗れるバイクとして人気は高いままです。アメリカンに乗って優雅に海沿いを走る姿を想像しながら、ハーレーに乗る方法をまとめました。

ハーレーの免許は大型二輪のミッション

バイクの免許にもオートマチックとミッションがあります。ハーレーはどの時期のバイクでも大型ミッション免許が必要です。一部トライクという三輪バイクは車のミッション免許で運転できますが、一般的なハーレーのバイクに乗るなら大型ミッション免許を取得しましょう。
教習所の中には、ハーレーを使って講習を受けられるところがあります。ハーレーのパートナー教習所と呼ばれ、憧れのバイクに乗りながら練習ができます。全国各地の30件以上の教習所で導入されているので、ハーレーに乗りたいと検討している方は、実際に試乗しに行く気分で教習所へ行ってみるといいでしょう。教習所によってはストリートやスポーツスターを選べるところも。基本はストリートなので、近くの教習所にどのバイクが入っているのか事前にチェックしておくのがおすすめです。

バイクの免許を持ってなくても大型バイクの免許は取れる?

免許取得は可能です。
車の免許を持っている人なら原付に乗ったことがあると思いますが、大型バイクのハーレーともなるとかなりの重量級です。小型、中型、大型と排気量によってサイズも重さも異なります。小さいバイクからステップアップしていく方が確実ですが、大型を一発で取りに行って取得している方もいますので、結論だけで言えば可能です。ただ、教習所に通わずに直接実施試験を受ける場合は合格率がかなり低い確立だと言われています。初めてのバイクであれば安全な乗り方を教えてくれる教習所で、指定の時間分しっかり練習してから試験を受けに行きましょう。
普通の車の免許は基本16歳以上で取得可能ですが、大型バイクは18歳以上からとなっています。教習所で練習する間は17歳からでも問題ありませんが、試験を受けられるのは18歳からになりますので注意が必要です。教習所によっては、誕生日の一週間前から受け入れ可になるところもあります。ほかにも身長制限を設けている教習所もあるようですので、詳細は入校前に確認しておきましょう。

大型バイクの教習費用はいくらくらい?

教習所によって数万円の違いがあります。地域や取得する季節によっても金額が異なるので二輪免許を取り扱っている教習所の公式ホームページを確認しておきましょう。
また、持っている免許によっても価格が変わります。全く免許を持っていない状態であれば、学科試験もたっぷり講習するので30万円前後が平均的です。普通自動車の免許を持っていれば学科が免除になるため、16~8万円前後で取れます。中型バイクの免許を持っていれば、半分以下の4~5割くらいの価格になっています。

大型バイクの免許取得にかかる時間

免許がゼロの場合は、技能・学科合わせて60時間くらいは必要です。学科は1日何個までも学習できますが、実技は1日何コマまでと決まっているところがありますので、早くて20日、長い人だと数か月かかることも。教習所の期限が半年までと定めあれている場合は、延長しすぎると再受講が必要になります。
合宿のタイプで取れば最短2週間で取得できます。指定のホテルや施設に泊まり込みで勉強しますが、学生の場合は長期休暇の間に取得を目指す人も多くなっています。合宿の場合は短期間で、教習所と同じくらいの価格、もしくは地方の合宿の場合は安くなることもあります。時間と環境で価格や取得までの時間が変わりますので自分にあった方法で申し込みましょう。
中型バイクの免許を持っている場合であれば12時間程度の実技で終了できます。こちらも合宿で取得できるコースがあり、最短だと6日で完了です。合宿では10万円ほど。
車の普通免許を持っている場合は、学科が免除されるので実技メインの講習になります。18時間ほどの実技講習がありますので、2週間程度はかかるでしょう。

大型バイクの実技と試験内容

バイクの走行はもちろんですが、倒したバイクを起こす練習や時間内にぶつからずにコーナーを曲がって通り抜ける練習をします。重たいバイクを起こすのは力ではなく持ち上げる知識が必要なため、何度か繰り返し倒したバイクを起こす練習することも。時間が決まっている走行練習は、コーンにぶつかるだけでNGです。ゆっくり走ると間に合わなくなってしまいますし、速く走り過ぎると倒してしまう。初めてのバイクの方には、なかなか難しいと言われています。
ほかにも速度40km以上で走行したのちに、指定の線を超えずにピタッと止まるという試験も。急ブレーキをかけすぎるとタイヤがロックしてしまったり、滑ってしまったりと危険です。試験では速度が出ていなくても止まれなくても不合格とされてしまいます。一発で免許取得を目指すのは難しそうな理由が分かってきたでしょうか。練習しないと難しい実践コースは私有地ではあまり練習できる場所がないので、教習所へ通うことをおすすめします。

ハーレーを買うならどこで買う?

本気でハーレーに乗りたいと思っている人は、カスタマイズやツーリングなどの横繋がりも大事にしている傾向があります。そういう人はディーラーで購入するのがおすすめです。正規ディーラーには新車以外にも認定中古車もあるのはご存じでしたでしょうか。
認定中古車は7年落ち以内、走行70,000km以内で整備基準を満たしているバイクだけを取り扱っています。新車を購入したときのような車両保障や1年間のロードサービス補償、H.O.G(ハーレーオーナーズシップ)の初年度無料、認定の整備士が点検整備を行ってくれるサポートも。初めてのバイクは倒しそうなので中古から…と思っている人に嬉しい内容です。サポートも充実していて、ディーラーでの横繋がりは中古車購入でも持てます。ハーレー好きの整備士さんやハーレー乗りの常連さんなどと交流を深めたいという方は正規ディーラーの認定中古車も検討してみるといいでしょう。

そういう繋がりとかは気にしない、とりあえずハーレーという人は、中古バイクショップがおすすめ。サポートや得点がない分、認定中古車より安く購入できます。ただ、メンテナンスが必要になったときに購入した中古車では整備ができないということもありますので、中古車で購入するときは、整備してくれるショップを事前に探しておいた方がいいでしょう。

ハーレーの選び方とは?

ハーレーは30種類くらいあり、大きく分けると5種類に分けられます。

  • スポーツ:ストリートやスポーツと呼ばれるハーレーの中ではスリムな体系で、車重は250kgと軽め。130~150万円くらいから購入できるので、女性や初めてのバイクで購入される方が多い傾向です。
  • クルーザー:クラシックな雰囲気は保ちつつ最新なデザインとスポーティーさも兼ねているバイクです。車重が300kgで、170~290万円ほどとなっています。
  • ツーリング:昔ながらのハーレーと言ったらコレです。ヘッドライトから飛び出すカウルとサイドのパニアケースが印象的なダイナミックボディ。大きいものだと430kgほど。価格は300~550万円でカスタム次第ではもっと高くなります。
  • トライク:車の普通ミッション免許を持っていれば乗れる三輪バイクです。車の免許でバイクと同じ開放感を得られ、倒れることがないので安心して乗れます。車体価格は380万~650万円ほど。
  • アドベンチャーツーリング:オフロードでもオンロードでも楽しめる145馬力のパワーを持つアドベンチャーツーリング。大きい割に250kgで軽めなので乗りやすいバイクです。価格は230~270万ほど。

ハーレーの中でも軽くて小回りがきいて乗りやすいタイプがいいという方は、スポーツタイプのスポーツスターがおすすめ。ハーレー特有の長距離ツーリングより街乗り用というイメージですが、普段から乗りたい方にはスポーツタイプがピッタリでしょう。
ザ・ハーレーに乗りたいという人はツーリングがベスト。がっちりとしたボディと貫禄があり、ハーレーを所有している満足感を一番得られるのではないでしょうか。長距離ツーリングやキャンプ好きに人気の車種です。
クルーザーは、スポーツもザ・ハーレーもどっちも欲しいという人におすすめ。スマートな車体ですがカスタマイズが豊富なので自分好みに仕上げやすい車種です。
ハーレーなのにオフロード?と思うかもしれませんが、ハーレーの魅力が詰まったアドベンチャーバイクなので、アメリカンよりオフロードを楽しみたい方にはこちらがベストです。

ハーレーにかかる年間維持費

大型バイクですので維持するのにもお金はかかります。車と同様に、任意保険はもちろん、車検、税金、ガソリン、ローン代、消耗品代、駐車場代など毎月かかる費用や2年に1度の支払いが必要です。
バイクの種類や保険の種類にもよるため、年間8万~20数万円くらいはかかると予想しておくといいでしょう。バイクの車検は2年に1度、安い車検では2~3万円で対応してくれますが、ディーラー車検の場合は、5~15万円くらいと価格の差があります。税金は軽自動車税の年6,000円ほど。ハーレーのガソリンはハイオクなのでガソリン高騰中は地味にお金がかかるでしょう。駐車場代やローン代、保険代など毎月かかる費用は車と同じです。月々の支払いプラス毎年の税金、2年に一度の車検と維持するためにはそれなりの費用が必要です。ローンを組む場合は、月々の維持費を考えて組みましょう。