塊根植物・コーデックスが人気の秘密

最近SNSなどでも話題になっている植物の一つが、塊根植物のコーデックスです。
お世辞にも美しいフォルムの植物とは言えないにもかかわらず、そのユニークな表情に魅力を感じている人は少なくありません。

塊根植物、つまりコーデックスは、北米・南米・アフリカ・マダガスカルといったエリアに生息している多肉植物の総称です。
このコーデックスの特徴は、太く膨らんでいてなんだかぽってりとしたフォルムの茎や根っこ部分にあります。
水分を蓄えているため、乾燥した環境の中でも生きていける強い植物なんです。

このコーデックスが人気の他の秘密は、やはりその個性的なルックスです。
ワイルドでなんだかぽってりとして、可愛らしくも野性味が溢れる幹や枝、葉っぱの質感に魅力を感じているという方が多いようです。

また全く同じフォルムのものはひとつもないという希少性も、こだわりのある人にもってこいでしょう。

塊根植物・コーデックスの種類と特徴

塊根植物には、さまざまな異なる種類と特徴があります。

中でも育てやすくて人気が高いのは、火星人という名前が付けられたなんともユニークな塊根植物です。
「フォッケア・エデュリス」という名前のこの種類は、南アフリカ原産、夏に強いコーデックスです。
コーデックスの中でも非常に育てやすく、初めてコーデックスを育てるという方におすすめです。

丸い根っこ部分が成長していき、その上からつるのような枝が伸びて先端部分に光沢のある葉っぱが出てくるのが特徴です。
日光を好む塊根植物と言えるでしょう。

また、コーデックスの中でも不思議な形の花が咲くことで知られているのが、「ドルステニア・フォエチダ」という種類です。
この植物は木が縦長になっているものと丸いものなど、個体によってフォルムに差があります。

そのため、一つだけでは物足りずいくつもコレクションしたくなってしまうというファンも少なくないんです。
秋以降は葉が落ちて休眠しますが、成長期の夏には不思議な形の花を楽しむことができます。

ただ、根が細いため水やりを忘れると枯れてしまうこともあります。
少しずつ定期的に水やりするのを忘れないようにしましょう。

塊根植物・コーデックスの育て方ポイント

では、コーデックスを育てるときに、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか？
育て方のポイントとしては、成長期に合わせたお世話が必要です。

コーデックスは、夏型と冬型の二つに分けることができます。
夏型は成長期が夏、冬型は成長期が冬となります。

成長期に水やりを行い、休眠期に水やりを控えるといったメリハリのあるお世話で、管理するのが元気なコーデックスを育てるポイントとなります。