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大自然を味わえる!登山の楽しさについて

高齢者だけじゃない登山ブーム

ここ20年くらい前から、高齢者が登山を趣味にしているという話をよく聞くようになりました。
これは定年退職をしたもののまだまだ体力が十分にあるという高齢者が増えたということと、足腰を鍛えながら自然の美しさを感じられる登山はとても相性がよいためでしょう。

実際休日の登山道にはたくさんの高齢者のグループが楽しげに登っていく様子を見ることができます。
ですが高齢者だけでなく、若い世代のうちからも登山は長く続けていくことができる趣味としてとてもおすすめができます。

20~30代くらいの男性でも登山を趣味にしている人はちらほらおり、一人考え事をするために険しい山の中に入るという人もいるようです。

登山をしていて最も楽しいのは、何と言っても普段の生活空間と全く違った一面の自然風景を肌で感じることができるということです。
人気のある登山道のある高尾山のようなところでも、山道は舗装された道路などではなく直に土や石の感触を得ながら自分の足で頂上を目指していくことになります。

登頂したときの達成感も非常に高く、その山を「制覇した」という気分とともに町並みを見下ろす風景を楽しむことができます。
悩みがある人も登山をして頂上から普段自分が生活している町並みを見下ろすことで、改めて自分を見つめ直すことができたりもします。

これから登山を始めるときに気をつけたいこと

メリットの多い登山ですが、これから始めようと思うなら十分に注意をしてもらいたいことがあります。
というのもいくら低くて山道が整備されている場所といってもそれは大自然の一部であることには変わりなく、ちょっとした気候の変化で思わぬ遭難に巻き込まれることがあるからです。

特に若くて自分の体力に自信のある人ほど、自分の脚力や方向感覚を過信してしまいがちでどんどん進んでいくことで気がつけば引き返し方がわからない山奥に来ていたということもあります。

私達は普段の生活では道に迷ったらすぐスマホで検索すれば正しい道を知ることができたり、便利なタクシーやバスに乗ることができたりするので、山道で迷うということも甘く考えてしまいがちです。

しかし山の中というのは想像している以上に方向感覚がつかみにくく、悪天候や夜になってくるとみるみる体力が奪われることになります。

そうした危険がすぐとなりにあるということもまた登山ならではの楽しみなのですが、出かける前にはしっかり装備を整え、万が一のことを考え自分が山に入るということを周囲にわかるように伝えてから出発するようにしましょう。

できたら一人だけで出かけず他の人とパーティーを組み、いざというときに助けを呼ぶことができるようにしておくことも大切です。