ランニングを習慣にして起るメリット

ここ数年、一般市民ランナーが増加するランニングブームが起きています。
ブームもちょっと下火になったかなという印象もありますが、今も皇居周辺のような人気のスポットでは天気の良い休日には渋滞が起るほど沢山のランナーが走っているのを見かけることができます。

ランニングのよいところは、手軽に始めることができる本格的な有酸素運動であるということです。
有酸素運動の代表はウォーキングですが、同じ時間運動をするならより運動強度の高いランニングにすることでより体内の脂肪を燃焼することができます。

ただし注意をしてもらいたいのがダイエット目的でいきなりランニングを始めるというのはあまりおすすめできないということです。

というのも人は体の構造上、走行をするとき足に強い重力がかかるようになっており体重の3倍近くの重量が足腰にかかってしまいます。
ですので既に体重がかなり重い人が急に長距離走行をしてしまうと、あっというまに膝や足首を傷めてしまい普段の生活にも支障が出てきてしまいます。

ランニングを楽しむためにはまずは基礎的な体力と筋力が備わっていなければいけません。
いきなり走り始めるのではなくまずは平均体重になるまでウォーキングなどでじっくり体を作り、そこからスタートさせていくようにしましょう。

屋外を走行することは脳によい

ランニングを楽しむならやはり屋外を走るというのがおすすめです。
かなりタフな人になると「トレイルランニング」としてわざと道なき道を走行する登山とランニングを兼ねた走りを好みになりますが、平坦な屋外のランニングコースでも十分楽しむことができます。

屋内で走行できるランニングマシーンもトレーニングジムには当たり前に置かれていますが、そうしたマシーンでの走行では実際に走るときと比較して運動強度低く、また移動をするという楽しみを感じることができません。

何気なく走行するときにも私達は周囲の景色を見ているわけですが、そうした景色の流れていく様子というのは脳に非常によい影響を与えるといいます。
人の一日の移動距離が幸福度につながるといった研究もあるくらいで、移り変わる景色を見るということは単純に楽しいというだけでなく、体に良い影響を得ることができます。

ある程度走れるようになってくると、目に見えて体に筋肉がついてくることがわかり、体型が変化していることに気が付きます。
体を鍛えたいけどあまり太くなりたくないという人にとっても有酸素運動はおすすめで、女性に人気の細マッチョ体型を目指すことができます。

全国各地や世界中では市民が参加できるフルマラソン大会も開催されているので、海外旅行の楽しみの一つにするというのもランニングの楽しみ方です。